GWの最後は、マナスル初登頂60年を記念した「ザ・マナスル・デー」に参加してきました。世界第8位の高峰、ヒマラヤのマナスルが日本山岳会第3次遠征隊によって初登頂されたのは1956年5月9日の
ことでした。僕は小学校2年のことで、何か映画のニュースで見た記憶があるような気がします。 ことしがその初登頂からちょうど60年になるということで神田神保町でこの日記念イベントが開かれたと云うわけです。まずは、主催者の毎日新聞社の社長の挨拶と日本人唯一の8,000m峰全14座登頂の竹内洋岳氏の挨拶から始まり、記録映画「マナスルに立つ」の短縮版の上映が行なわれました。当時の登山スタイルなどとても興味深い内容でした。ウッドシャフトのピッケル(札幌の門田製とか)、もちろん前爪
などない皮バンドで締めるアイゼン、ナイロンのヤッケなどなど。ピッケルで足場をカッティングしながらの登攀行動です。敗戦から間もない時代に息吹を感じさせられる記録映画でした。
映画の後は、当時の登頂隊員の日下田実氏、隊長の槇有恒氏のご子息、初登頂した今西寿雄氏のご子息などによる対談など盛りだくさんでした。予定時間を大分過ぎての散会でした。 この日は引き続き、場所を変え学士会館で開かれた「ザ・ネパール・フレンドシップ・デー」にも参加してきました。昨年のネパール地震の復興状況の報告や田部井さんの講演などネパールと日本との深い関係を改めて認識しました。ネパール復興には僕に出来ることは限られていますが、カンパだけでなく、トレッキングに出掛けることも出来たら良いなと考えています。