5月の「毎月歩く高尾山」は、自然研究路6号路から山頂を目指します。天気は夏のように暑いので、沢沿いの6号路はこんな日にぴったりのコースです。ただ、今日は平日にもかかわらずとっても混雑しています。遠足の小学生がどんどん登ってきます。その他何故か大人の団体も多いような気がします。6号路は大人気です。
お目当は「セッコク」です。6号路沿いの杉の大木に着生しています。このセッコク、樹上などに着生するランの仲間です。寄生しているわけではないのですね。水分は空中から得ているそうです。カメラの望遠が大したことないのでちょっと小さい画像しか撮れませんが、今年はたくさん咲いています。
この時期の6号路ならではの「イナモリソウ 」も咲いています。薄ピンクの可愛らしい花です。
こちらは、牧野富太郎博士によって高尾山で発見された、「ホシザキイナモリソウ」です。
山頂は、混んでいましたが幸いテーブルが一つ空いていたので、ゆっくりとお茶タイムを取ることができました。12時過ぎに富士道経由で下山です。その頃には、混雑もピークとなって、山頂標識の周りは写真を撮るのもままならないほどの大混雑です。
トイレ脇には、ウグイスカグラの赤い実が出来ています。
セッコクはランの仲間と言いましたが、もう一つラン出会いました。サイハイランです。なかなか渋い花です。山頂下のトイレから3号路に下る道の脇に咲いていました。
薬王院で「高尾山健康登山の証」にスタンプを押してもらいました。3冊目で6個目です。リフトは定期点検中で今日はお休みで、そのせいもあってかケーブルカーも随分の行列になっていました。最後はケーブルカーのホーム脇のセッコクで締めます。