茨城百景だそうです。トイレもある駐車スペースから歩き始めます。反時計回りの周回登山です。杉の植林帯の中をゆったりと登っていきます。 八幡太郎義家の伝説に彩られた山でした。義家が被った烏帽子に似た「烏帽子岩」とか、義家が手を突いたため義家の手形がついたとされる手形石(随分と大きな巨人てすが)など、そんな謂れが書かれた看板を読み、巨石を眺めながら登ると、やがて鳥居と仁王門が出てきます。そこの苔むした石段を上れば釈迦堂が建つ広場に出ます。 さらに石段を登ると、黒坂神社のお社です。山頂はそこから少し行った展望台のあるピークです。展望台は、ちょうどメンテナンス工事の最中でしたが、登らせてもらいました。紅葉も綺麗でした。
帰りに、この山の名前の由来となった「太刀割岩」です。これも、八幡太郎義家が一太刀の元に割ったと伝られています。どんだけ大男か。
しかも割った年までわかっているとのことで「1,083年」となっています。後三年の役の年ですね。後三年の役って、要するに平安後期、東北の豪族の内紛に関西の源氏の武将が介入したという内戦ですね。ちなみに、この義家から4代目が、鎌倉幕府を開いた頼朝です。
<2.5万図=「堅破山」>