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執筆者の写真yama_ski

北海道・トムラウシ山 2017.07/03


 昨年に続き、2年連続のトムラウシ山です。 今年は色々ありましてプライベートプランです。

 前日は、新千歳空港で合流。レンタカーでトムラウシ温泉・東大雪荘に向かいます。3時間半ほどのドライブです。予備日を用意していて、大雪荘には3泊の予定です。幸い、前日までは、雨でした。心配したのですが、当日は晴れの予報です。  3時過ぎに宿を車で出発、20〜30分ほどで短縮登山口に到着です。トイレもあって結構広い駐車スペースになっています。歩き始めたのは3時50分、ヘッドランプは必要ないくらい明るくなっています。30分弱で温泉コース分岐です。宿からの登山道が合流するのですが、歩けば2時間ほどです。車利用で相当の時間短縮となります。  歩き始めて10分ほど、ここでちょっとした事件が発生。なんとお散歩中のヒグマと遭遇してしまったのです。20〜30mほど先でしょうか、結構大きなヒグマが歩いてくるではありませんか。あっと思った瞬間、向こうもこちらに気がついて踵を返して逃げて行きました。しばらく登山道を行き、藪に消えていったようです。登山道には結構大きな足跡が残されていました。それが下の写真です。

 結構大きなものです。大きさを実感してもらうために、登山靴と比べて見ました。登山靴の2個ぶんくらいの大きさはありましたね。この辺りは、熊の棲家でその中を登山者が通っているということですから、出会っても不思議はないのですが。  ちょっとドキドキしましたが、その後は何事もなく(あったら大変ですが)登山再開です。  今年は昨年に比べると雪が多く、カムイ天上からの先もいくつか雪渓を越えて行きます。泥濘を歩くことを考えると、その方歩きやすいとも言えます。ただ広い雪渓で、ガスなど見通しが悪いと出口が判りにくいということはあります。注意ポイントですね。

 コマドリ沢への下降点から雪の上を歩くことになり、昨年よりだいぶ雪渓が大きいい。コマドリ沢出合の標識もご覧の通りの埋まり具合です。

 もちろん、コマドリ沢の雪渓も立派に雪が詰まっています。昨年は出合から雪渓に取り付くあたりが割れて、小滝が出ていたのですが、今年はすっかり埋まっています。

雪が多いぶん、昨年よりは花が少ない感じでしたが、それでもお花畑は十分楽しめました。

エゾコザクラのピンクの花は、いつ見ても心に沁みます。 山頂での天気は、今まで登った中で一番良かった。昨年も天候は良かったのですが、山頂はガスがかかって展望は楽しめませんでした。今年ははるか大雪山の展望をごらんください。

昨年は、山頂に着いたのが13時を回っていましたが、今年は12時です。  出だしは順調にコースタイムからそんなに遅れてはいなかったのですが、やはりトムラウシは遠い。だんだん疲れが出てきて徐々に遅くなってくるわけです。

 トムラウシ公園が、14:00。前トム平=14:50。コマドリ沢出合=15:50。カムイ天上=17:50。

唯一、携帯が通じるのがこのカムイ天上。当初帰着予定が18:30ということで、宿に遅れる旨の連絡を入れたところ、19:30までに着けば、レストランで食事ができるとのこと。(ちなみに、昨年は宿到着が21時。当然レストランはお終いで、宴会場に用意してもらって食事をとりました。当然、生ビールもありませんでした。)  カムイ天上から短縮登山口まで、エアリアのコースタイムは1時間05分です。計算上は19時には車に戻ることができますが、なにせ長時間の行動でそんな標準ペースではなかなか歩けず、滑り込みセーフで17:30、ギリギリで到着です。  美味しい生ビールで乾杯したのはいうまでもありません。僕は2杯も飲んでしまいました。予備日の翌日は、雨模様です。予定どおり登れて幸せな気分です。  予備日は、帯広までドライブ。途中、花畑牧場に寄り道したり、帯広ではご当地グルメの豚丼に舌鼓を打ったりして、のんびりとした1日を過ごしました。


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