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執筆者の写真yama_ski

東北・神室山(200名山) 2017.07/14


前日は七時雨山下山後に盛岡駅まで送り届けた後、秋ノ宮温泉まで車を走らせた。ホテルで朝食を取ってから出たまでは良かったけれど、道を間違えて時間をロス。西ノ又登山口を出たのが9時。自分と遅い出発となってしまった。沢沿いの西ノ又コースを登りに取り、尾根通しのパノラマコースを下るという周回コース、エアリアマップのコースタイムで7時間あまりです。

 沢沿いの道といっても何回か尾根をのっこすように高巻きのを通る。第一、第二の渡渉点ともにこんな吊橋でした。想像とはちょっと違ってました。第三渡渉点は想像通りに沢を渡りましたが。

 途中の樹林帯にこんな看板が、妙に納得して写真に収めました。

「老いて猶かむろの道に汗流る」由喜、でしょうか。 そんな沢沿いのコースも、滝の高巻きのような登りを登りきると不動明王の小さな石のお社で沢から離れていよいよの急登です。お社の上の最後の水場でしっかりと水の補給は忘れません。

さあ、ここからが「胸突八丁坂」と書かれた看板を横目に頑張ります。結構な急登です。およそ1時間半の登りで「御田の神」のお社が草に埋もれるように置かれている高層湿原です。ニッコウキスゲが青空に映えて爽やかです。これまでの登りの疲れを癒してくれます。足元には、東北を代表するヒナザクラの白花が群れをなして咲いています。

そこからもうひと登りで稜線です。この登りはキヌガサソウの群生地、とっても花の多い山です。登りついたところは西又コースとパノラマコースの分岐になります。山頂はそこから一旦ちょっとした岩場を下って登り返した先です。山頂の右肩には避難小屋が見えています。センジュガンピやハクサンフウロ、ギボウシなどの花を愛でながら行けばついに山頂です。標高1,365.2m、標高差は1,000m弱でしょう。標高の割には登り出のある山です。

200名山、神室山の山頂は360度の展望です。秋の虎毛沢を詰めて、山頂の避難小屋に泊まったのはいつだったろうか、などと昔のエピソードに思いを馳せながら山頂の展望を楽しみました。ついでに避難小屋もチェック。綺麗な小屋です。水場へはアイゼンを付けて、なんて表示もあっていつか泊まってみたいな。  いつまでもこうしていたい気持ちを振り払って下山です。 途中、こんなトンボはいかがですか。

今日は雲ひとつない青空で、暑い。それでも尾根コースのパノラマコースをひたすら下ります。前神室山への登り返しが終わると多少の登りはあるが、それほどでもなくどんどん標高を下げて行きます。登山口の車に戻ったのは16時50分。  ここは秋田と山形の県境付近、明日は岩手県の北上山地南部の五葉山です。三百名山です。大船渡まで結構長いドライブです。

 <神室山の花アルバムです。>


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