毎年この時期、開かれている日本山岳ガイド協会の「自然ふれあい集会」です。今年は、富山県の立山町での開催です。初日は、「全国代表者会議」。2日目の午前は「全国遭難対策研修会」、午後からは「第14回全国自然環境会議(自然公園指導員研修会)」と結構スケジュールは一杯です。 会場は、立山観光ホテルです。午前中に芦峅寺の雄山神社に立ち寄り、「点の記」の雰囲気を味わったりしてから会場入りです。天気も良く、剱や真っ白な立山が望めます。
第57次南極越冬隊の隊長の樋口さんの講演は、とても面白かった。隊員の募集についても触れられましたが、もっと若かったら・・・・。無理か!
最後の自然環境会議では、立山カルデラ砂防博物館の飯田先生から「立山氷河の発見の経緯」との講演がありました。立山・剱周辺では、過去氷河があったとう氷河地形の話だけではなく、今現在氷河が現存するのかという興味深い話でした。
結論から言うと、現在では立山の御前沢雪渓、剱岳の三ノ窓雪渓、小窓雪渓の三箇所に氷河の存在が確認されているそうです。そのほかにも、まだ調査中ながら立山の内蔵助雪渓、鹿島槍ヶ岳のカクネ里が氷河認定の可能性が高いとのことでした。日本にも氷河があると言うことは嬉しい。来年の夏は氷河ツアーなんていいですね。