どうです、この山容は。基部から100mと言われている鎖場が続く、鍬柄岳の頂上岩峰です。標高は、598mの低山ですが、さすが「岳」と付くだけのスケールでした。 スタートは、やすらぎの森の駐車場です。見事なイロハモミジの紅葉にテンションも上がります。
樹林帯を登って行くと、大きな岩壁に突き当たります。いよいよ100mの鎖場の始まりです。
これでもかとばかりに岩場は続きます。手足を置くホールドはたくさんありますが、中々の高度感です。念のため簡易ハーネスでフェラータを作って登ります。
さすが、展望はいうことありません。
明日登る予定の鹿岳も間近に見えています。秋色に染まった姿が美しい。山頂からの展望は、360度遮るもののない素晴らしさです。
さすが平日です。僕らだけの独占状態です。のんびりと休んでいると、単独行の方が登ってきました。彼にも、山頂独占気分を味わってもらおうと、そろそろ腰をあげます。下りは念のためロープで確保します。思ったより早く鎖場をクリアして、陽だまりの尾根でお茶タイムです。途中の神社の銀杏の周りで銀杏拾いも楽しんで、秋の西上州を堪能しました。
途中でかわいい花を見つけたので、載せてみました。ハキダメギクという。牧野博士が命名したそうですが、ちょっとかわいそうな名前です。
ついでに、途中の釣り堀の池に映る紅葉が綺麗だったので、追加です。
<地図> 『山と高原地図』=「西上州」
『2万5千図』=「下仁田』