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執筆者の写真yama_ski

たっぷり山歩き、東高尾山稜〜南高尾 2023/04/28

4月最後の長澤登山教室は、たっぷり歩きました!

珍しく高尾駅南口集合です。東高尾山稜を末端から歩くます。

まずは浅川金比羅神社を目指します。

こんなかわいい道標に導かれて登ります。出発点の高尾駅の標高は、約170mです。目指す金比羅さんの標高は256mです。

思っていたより立派な神社でした。正式には「浅川金刀比羅神社」と言います。目指す草戸山は、標高346m。ここからの標高差が110mです。が、この後のアップダウンで数字以上に長く感じました。

そんな長い(長澤登山教室にとっては)コースの道中、目を楽しませてくれる花たちです。

もう春の花というよりは初夏を彩る花と言っていいでしょう。これはキンランですね。この東高尾山稜では結構目につきました。








途中ですれ違った方に咲いているよと教えてもらったシュンランですが、もうだいぶくたびれていました。

もうウツギ類も蕾を膨らませていて、早くも花を咲かせているものもありました。これはマルバウツギでしょうか。小さな花ですが、アップで見ると中々繊細な作りです。

草戸峠まで来ると、対岸の高尾山の主稜線が見えています。

建物らしきものが見えていたので、アップにしてみました。左側は、霞台園地でしょう。見えているのは今工事の資材置場の白い塀でしょう。とするとその左隣は十一丁目茶屋の建物ではないでしょうか。右の屋根はケーブルカーの高尾山駅のお店の屋根でしょうか。

思ったより時間がかかったので、西山峠からではなく、手前の三沢峠から梅の木平へ下りました。ニリンソウはほぼ終わっていましたが、多少は咲き残って目を楽しませてくれました。イチリンソウが、大柄な花で迎えてくれました。これはニョイスミレです。小さな花ですが、このすみれを見るとすみれの季節も終わりと感じます。

このニョイスミレについては、日本植物友の会副会長の山田孝彦氏が著書(「日本のスミレ探訪」)の中で、おひたしにして食べたと書かれている。ヌメヌメとした食感だったそうである。ちなみにタチツボスミレについては、サクサクした食感だったそうで、どちらも美味しいものではなかったとありました。

梅の木平付近に降りてくると、たくさん咲いているのがこのクワガタソウです。路傍でよく目にするオオイヌノフグリと同じ仲間で、オオバコ科クワガタソウ属に分類されている。結局、時間切れでクマガイソウは見ることができず、残念!

その代わりと言ってなんですが、フジの花が真っ盛りでした。

たっぷりと歩いて4月の山を締めくくりました。

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