レンゲショウマがお目当てです。
二度上峠のトイレのある駐車スペースからスタートです。
登山口は、駐車場から少し下ったところ。道路沿いも秋を漂わせる花たちが咲いています。
これはシモツケです。シモツケソウと紛らわしい名前ですが、葉の形で区別がつきます。シモツケソウの葉は、5〜7の掌状に深く裂けています。それに比べて、シモツケの葉はこの写真のようにギザギザの縁を持った、先の尖った卵形です。
お馴染みのキツリフネです。実は小さなエンドウのようですが、塾すとちょっと触っただけで弾けて種が飛び散ります。
赤い花のツリフネソウもありました。キツリフネの距の先端は垂れ下がっていますが、このツリフネソウの細長い距の先端はくるりと巻き込む。
シオンに似ているが花が黄色というのでキオンとなったそうです。有毒だそうです。
初めて見ました。図鑑で調べたところキョウチクトウ科のイケマという結論に至りました。
セリ科のシシウド。白い花火のようです。
これは間違いなくゲンノショウコでしょう。茎の細かい毛も見えています。
登山道は出だしからはしばらくこのような沢状の道を行きます。前日雨が降ったので濡れて水が流れています。
やがて道はこのような樹林帯をジグザグに登っていきます。下草は笹です。
そのような道を進むと、突然レンゲショウマの群生地に出ます。
ちょっと薄暗い樹林帯に灯りが灯ったような可憐な花たちです。
尾根状の少し開けたところに出ると、山はもう秋の気配がしていました。ススキとタムラソウですね。
頂上直下にはマツムシソウも咲いていて、秋のお知らせです。
足元が掘れて、登りにくい急登をがんばると少しで山頂です。あいにくの雲で展望はありませんでした。晴れていれば、浅間山が目の前に見えるはずでした。
山頂でたっぷり休憩したら往路を戻ります。
休んでいたら、ひと組の外国人のカップルが登ってきて、何枚もポーズを変えて写真を撮りあっていました。微笑ましい。
これはシオガマギクだそうで、名前からするとキク科のようですが、シソ科です。セリバシオガマやトモエシオガマなどと同じ仲間ということになります。見た目通りです。
トゲアザミの蜜を吸っているのはキアゲハですね。
この緑のギザギザは何?
調べてみたら、オヤマボクチで、これから色が赤紫に変わり花が咲くらしい。
帰りにもう一度、撮っておきます。
ひと下りして、振り返ると樹林帯の中にたくさんのレンゲショウマが花をつけていました。
頂上に行かなくて、ここだけ見にきてもいいかも!
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