これまでの「富士山の見える山シリーズ」ですが、いささか看板倒れ状態が続いています。寒波到来の中、温暖な伊豆で富士山を見よう企画です。
朝の東海道線の根府川駅からの展望です。相模湾の向こうには房総半島が見えています。期待が膨らむ天気です。
出発は、伊東線の宇佐美駅です。タクシーで別荘地の奥にある峰コースの登山口に向かいます。みかんがたわわに実っていていい感じです。
ちょっと地味ですが、これは昔の炭焼き窯の後でしょうか。最初は、杉の人工林の中をひたすら登ります。やがて常緑樹の雑木林に変わります。昔は、この雑木林で炭を作っていたのでしょね。やがて、稜線にでるとそこは伊豆スカイラインです。ちょっと下には石の祠があるのですが、「生仏の墓」とちょっと生々しい名前です。平家の落人が生き埋めされたという、恐ろしいような言い伝えがあるそうです。巣雲山はそこから10分余りで到着です。
ガマズミの赤い実が、青空に映えて印象的です。こんな小潅木の生える一画を過ぎると広々とした山頂広場です。360度、すばらしい景色が広がっています。
北西側に目を転じれば、富士山を中心に、箱根山から南アルプスまでの大パノラマが広がっています。ちょっと残念なのは、富士山や南アルプスの上に雲が広がっています。でもここまで見えたら、合格でしょう。車で来ると、伊豆スカイラインからすぐで、初日の出のスポットというのも頷ける景色です。
北東から東に目を転じると、丹沢の大山のピラミダルな姿が目を引きます。相模湾越しの房総半島も(写真ではわかりにくいけれど)はっきりと望むことができます。
日向ぼっこしながら、いつまでも景色を眺めていたい気分です。そんな名残惜しさふりきって次の大丸山に向かいます。
残念ですが、大丸山でも富士山の山頂部分は雲の中でした。
大丸山山頂から少し行くと、てんぼう広場です。眼下に、宇佐美の街並みと相模湾の気持ちの良い景色が広がります。
山好きの僕ですが、こんな海の景色には心が癒されます。さあ、宇佐見の駅に向かうとしましょう。
これはフユイチゴです。一見つる性植物にも見えますが、そうではありません。ガラにもなく花言葉を調べてみると「真心の愛・尊敬と愛情」また、「未来の予感」ともありました。この花言葉のような未来を予感したいと本当に願うばかりです。食べると、結構美味しい部類に入るキイチゴです。
季節にふさわしく、サザンカです。温暖な伊豆の太陽を浴びて、思いきり咲いています。
青空に映えているのは、カラスウリの実です。絡み付いているのは柿の木です。上の方にはちょっと干し柿になりかけた柿の実も少し残っていました。
こんな風に、のんびり降っていくとやがて周りはみかん畑が広がってきます。
収穫し終わったみかんの出荷準備をしている方にお話をしているところです。
立派なみかんをいただきました。
ありがとうございました!
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