「富士山の見える山シリーズ」でしたが、結論を言えば山頂に着く頃にはあいにく富士山は雲の中で、残念!
しかし山は、冬枯れのブナ林に囲まれた静かなとてもいい山でした。
出発点はこんな感じです。富士山の精進口登山道が県道71号線を横切るあたりです。
青木ヶ原樹海の中を進みます。約1,200年前の富士山の大噴火(貞観大噴火)で流れ出た溶岩流の上に形成されたと言われています。それ以前には、この辺りには剗の海といわれる大きな湖があったそうで、溶岩流に埋められず残ったのが本栖湖や精進湖、西湖と言われています。なんともダイナミックな話です。
そんな溶岩流に飲み込まれずに残ってたのがこの大室山です。針葉樹林主体の青木ヶ原とは違いブナ林など広葉樹林帯が山全体を覆っています。
こんな巨木もめずらしくはありません。
上の見上げると、どんどん青空が広がってきています。巨木の森の空です。
少し雪も出てきていますが、まずは緩やかな樹林帯の上りです。それとなく踏み跡も、テープもあって、中々の人気の山のようです。
山頂が近づくと、雪の上歩くようにはなります。アイゼンを出すほどではありません。(一応、チェーンアイゼンはザックには忍ばせています。)
大室山で霧氷です。
冬目にも霧氷が!
傾斜が落ちて緩やかに登っていくと、山頂です。樹林の中の穏やかな山頂です。樹林のため展望はありません。
南方向に緩やかに進んで、少し降って登り返すと大室山の南峰・三角点峰です。
20mほどこちらが低い。あまり山頂感のないピークです。
二等三角点のようです。登り始めは、青空が広がり始めていましたが、登るに従って上空に雲が広がり始め、富士山を望むことはできませんでした。残念!
傾き始めた太陽の光芒を移してみました。
最後におまけです。国道沿いのコンビニの駐車場からの大きな富士山です。電線やらいろいろ邪魔者が写っていますが!
Comments