紅葉、日本一の呼び声高い栗駒山です。前日一関駅付近のホテルに前泊し、レンタカーでいわかがみ平に向かいますが、そのだいぶ手前の「いこいの村栗駒」の跡地の臨時駐車場に誘導されます。そこからシャトルバスでいわかがみ平に向かいます。以前来た時はこんなことなかったのにと時の流れを感じながら。
コースは東駒コースを登り、中央コースを下る、周回コースです。東駒山周辺が特に素晴らしいとのことです。出だしからちょっと歩きにくい沢状の、所々粘土状のヌルヌル、グシャグチャのところもあります。
この掘れ具合、まるで天然記念物かと突っ込みたくなります。 もちろんこんなひどいところばかりではありません。こんな紅葉の中を登って行くのですから、期待はどんどん盛り上がっていきます。
登山者はとてもたくさんです。途中、新湯沢を約100mほど上り、横切ったら東栗駒山に向かう尾根に登っていきます。
登につれて、視界が広がると見事な紅葉が斜面いっぱいに広がっています。
山頂付近は、ガスに覆われています。風も出てきて、結構寒くなってきました。ぱらっと雨も来ています。ちょっと嫌な感じですが、幸いそれ以上悪化することもなく山頂です。
中央コースの下りに入っても、紅葉の素晴らしさは変わりません。
日本一というのうなずけるところです。初めて栗駒山に登ったのは、産女川を遡行した沢登りでした。沢をつめて小さくなった源流そばに建つ笹森避難小屋に泊まり、翌日山頂を踏んだ山行でした。美しく、楽しい記憶です。それ以来何回となく、季節を変えてこの山には登ってきました。そんな中でも、こんなに人に会ったのは初めてのことです。
帰りも、シャトルバス待ちの長い行列が待っていました。およそ1時間ほど並んだでしょうか。写真は、列の半分くらい進んだ頃のものです。
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