お目当ては栃木市の郊外、星野町のセツブンソウです。
栃木駅で待ち合わせ、星野遺跡公園へ向かいます。セツブンソウの前に山登りということで谷倉山へ向かいます。
途中の民家の庭先にフクジュソウが咲いています。今日は雲ひとつないいい天気です。朝の陽を浴びて黄金色に輝いています。
登山口までがちょっとわからずまごつきましたが、キャンプ場の奥が登山口でした。ネコヤナギが柔らかな花穂が、光を受けて輝いていました。これも春を告げる早春の花です。
「ネコヤナギの和名の由来は、猫の尾に見立てたことによる」とは、ネットで見つけた受け売りです。本当かどうかは、僕には判定できないが。
などとのんびり登っていたのですが、このペースではセツブンソウを見る時間がないということで途中のピークでお昼休憩して下山することに。
下山途中で見つけたドングリです。懸命に根を出し生命の息吹を感じさせられる姿です。
がんばって!
というわけで、「四季の森星野」の看板が目印のセツブンソウ群生地に移動です。早速のお出迎えです。
このセツブンソウ、白い薄紙のような花弁状のものは花弁ではなく萼片の変化したものとのことです。中心部にある薄い赤紫に見えているのが雌しべで、その周りの青紫の集団が雄しべということになります。肝心の花弁はその周りの黄色い頭のY字状が花弁の成れの果てですが、蜜槽に変化し虫を誘き寄せるという受粉を促す重要な役割を担っているそうです。
フクジュソウを背景にして一枚。
群生具合がわかっていただけるだろうか。
こんなはなも咲いていました。キバナセツブンソウというらしい。自生しているというよりヨーロッパや中央アジア原産の園芸種ということでしょうね。
最後にフクジュソウの黄色を拝借してもう一枚。
萼片が花弁のような変化を見せる花としては、ニリンソウとか、雪割草などあります。ミスミソウのあの変化に富んだ色が萼片の色だったなんてちょっとした驚きです!
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