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執筆者の写真yama_ski

羽鮒山の一等三角点は藪の中 2021/12/10

富士山の剣ヶ峰にある三角点は、二等三角点だって知っていましたか?標高が高いから一等三角点があるわけではないということですね。その二等三角点の富士山を6つの一等三角点の山が囲んでいます。最も標高が高いのが毛無山で1.946mですが、最も低いのが今日の羽鮒山です。321mの低山です。そんな1番低い一等三角点の山から富士山を見ようというのが今回のコンセプトです。出発点は、身延線の沼久保駅です。無人の小さな駅です。

登山道は、駅のすぐそばから始まります。駅の標高は、地図から読むと115mくらいですから標高差は200mほどです。標高差150mほど登れば林道に出て楽勝と考えていたのですが。途中山のお社を過ぎてしばらくすると、なにやら何やら大きな音がしています。近づいてみるとキャタビラーのついた大きな重機で伐採した木材を運搬している最中でした。幸い登山道は少しそれていたので、そのまま登りましたが、藪が覆いかぶさっていたり、キャタビラ〜道を横切ったりとちょっとした冒険登山の趣です。林道に出るとその脇に運搬した木材の集積地ができていました。

その集積地の先には、「池の峠の池」と名付けられた貯水池が。 なんでもこの池、源頼朝が富士の巻狩をした際に、この池のほとりで柳の枝を折った箸で食事をしたとのこと。その柳の箸を池の堤に刺したところ根がつき枝葉が育ったという「さかさやなぎの伝説」の伝わるところだそうである。

どうみても、目の前の池は近年に作られた池にしか見えませんが。羽鮒山は、そんな伝説に彩られた山だったんですね。

しばらくこの林道を辿ると「羽鮒山展望台入口」の看板が出てきます。これを無視すると後悔します。

素晴らしい富士山の展望地です。いつもみている北や東からとは違う富士山の姿はとても新鮮です。

山頂はもう少し先です。


入り口を見落として、ちょっとうろうろしてしまいましたが、こんな素敵な標識があったんですね。

これを上がると、TV放送の施設のある山頂です。が、三角点が中々見つかりません。

諦めかけた頃、藪の中に発見しました。残念なことに山頂は樹林に囲まれていて、眺望は全くありません



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