この栃木の晃石山の山頂の三角点は、日本一大きいと言われています。それを確かめながら陽だまりハイキングという計画です。
両毛線の大平下駅が起点、終点の駅からハイキングです。早速こんな、歩き出してすぐの民家の庭木には青空に映える赤い実がびっしりとついていました。このコントラストは、インパクト充分です。調べてみたら、ウメモドキ?? どうでしょう?
畑や高圧電線の向こうには、筑波山が見えています。コースは、大平下駅から踏切を渡って駅の北側にある地図では「中山」となっている小山の東麓を回り込むように進みます。
こんな穏やかな道です。この中山には「下皆川将門霊神古墳」と名付けられた古墳があるそうです。ちょっと調べてみると、この周辺には古墳群といえるほどの古墳があるようです。北から西にかけて山地を背景に置いて、平野が広がっているような地形です。古墳時代から人々が多く集まる地であったのでしょう。
晃石山の登山口には清水寺というお寺があって、ロウバイがちょうど見頃でした。
この清水寺は、天平11年(739年)の創建というから、相当の古刹です。ところでこの「清水寺」はなんと読むのでしょうか?
京都の「きよみずでら」でもなく、「しみずでら」でもなく、「せいすいじ」と読みます。難しい!
もう一つロウバイを!
晃石山への登りは、思いのほか急登でした。それでも途中1回の休憩を入れて、2時間ほどでした。山頂直下には晃石神社があって、信仰の山ですね。
お社の後ろの斜面にはこんな石のお社が並んでいました。さあ、お目当ての山頂です。
鳥居の右側には、日本一大きいと言われている三角点が見えています。
本来の一等三角点の標石の平面部分は18cm角で、高さが21cmですが、この三角点は21cm角の高さが18cm。明治時代に作られたということですから、制作した職人が間違えたのでしょうね。昔は、おおらかということでしょうか。
変わった三角点といえば、南アルプス深南部の黒法師岳の三角点が有名です。標石の上の➕が、✖️になっています。訪れたのは、もう30年くらい前でしたか。登山口までがゲートから結構長い林道歩きだったという印象があります。
晃石山の山頂は、この日とても風が強くて休憩する気になれず、さっさと降ってしまいました。
大平山の山頂は、パスして大平山神社へ直行です。途中、筑波山の美しい山容が印象的でした。大平山神社は、とても立派な神社で驚きました。
そんな大平山神社からの、ゆずですかね。黄色い実を前景に筑波山です。
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